Domingo Cura / Tiempo De Percusion [NEW LP]

¥ 2,200 税込

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アルゼンチン・フォルクローレ界の巨人、ドミンゴ・クーラのLPのみのコンピレーション。エム・レコードより登場!!

 ドミンゴ・クーラは、ボンボ奏者(アルゼンチンの民族打楽器)として、40年代半ばよりウーゴ・ディアス、アリエル・ラミレス、メルセデス・ソーサ、アストル・ピアソラ、ガトー・バルビエリなど数々の大物ミュージシャン達のためリズムを紡ぎだし、リズムと音響上の探求を行って、フォルクローレに革命を起こした新進的な打楽器奏者である。古くからのアルゼンチン音楽ファンには説明不要の人だが、若い世代、とりわけテクノあるいはレア・グルーヴ以降の音楽探求において、刺激的な新しい音を求め世界に目を向けたクリエイター/DJ達によって中南米音楽が再び見直されている昨今、その中の「大いなる再発見」としてクーラが脚光を浴びることになった。

 多様で芳醇な音楽背景を持つアルゼンチンには、チャーリー・ガルシア、スピネッタ、モノ・フォンタナ、フアナ・モリーナ、サンチャゴ・ヴァスケス、カブサッキ、カルロス・アギーレなどなど刺激的なアーティストが次々と現れているのだが、そのセンスの水流を辿ると、ドミンゴ・クーラの諸作品に必ず出会うことになる。また、彼が深く関与したエドゥアルド・ラゴスの『Asi Nos Gusta』(1969)は、アルゼンチン・フォルクローレ革命の金字塔として名高い。

 クーラ初のリーダー・アルバムは、彼が40代半ばの1971年に発表されたが、その1曲目を飾ったのが、今も人々をノックアウトし続けている「Percusion(ペルクシオン)」だ。この14分近い大作は、打楽器の多重録音・編集によってリズムがレイヤーされ、祭儀的トランス感に誘うとんでもなくヤバイ作品。これを筆頭に、今回のアンソロジーでは、彼が発表した全4枚のソロ・アルバムから、彼の革新性と音響への探求がバクハツした強力トラックをコンパイルし、聴くことも難しい貴重曲も収録。チャカレーラ、カンドンベ、マランボ、カルナバリートといった中南米のリズムが飛び交い、彼をサポートするフォルクローレの革新者達とのコンビネーションがひたすら素晴らしく、複雑でディープなリズム探求を続ける現在のクリエイター達にも刺激を与えていることを改めて確認できる。サイケデリックでディープなファンキー・フュージョン、フェラ・クティばりのアフロビート風の曲もあり驚きの連続。(しかしアルゼンチンのミュージシャンはどうしてこう演奏が巧いのか!) なお、この刺激的なカヴァー・アートはフィンランドのミュージシャン/アーティスト、クープー(Kuupuu)ことヨナ・カランカの手になるもの。

■曲目■

Side-A
1. Percusion 13:48
2. Anoranzas (Chacarera doble) 3:13
3. La Vieja (Chacarera) 2:26
4. Mincura (Candombe) 4:05

Side-B
1. Viento Norte (Malambo Norteno) 3:32
2. La Trunca Norte (Chacarera) 2:03
3. La Pesca Del Indio (Carnavalito) 2:50
4. Vidala De La Copla (Chaya) 2:17
5. Huaico Hondo (Escondido) 2:17
6. Golpes De America (Improvisacion sobre ritmos Americanos) 4:20
7. Juana Azurduy 7:20





LABEL/PRESS: em RECORDS/ JPN
CAT.NUMBER: EM1102LP
RELEASE YEAR:2012
CONDITION (DISC):S
CONDITION (COVER):S
IN STOCK: 吉祥寺店 江古田