CONTAKE / 1 [NEW CD+DVD]

¥ 1,650 税込

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2010年より活動開始したmetとhatによる, ドラム・オルガンデュオ。ドラム・オルガンを基盤にピアニカやオシレーター, リズムマシン, 声, 言葉など様々な楽器を配置し, CONTAKE的体験を追求。三部作を想定したファーストライブセット『1』をCDリリース!
「“ゴツン!”。 「あいたたた、こりゃあ失敬!」「あら、どういたしまして」。曲がり角を出合い頭、スリッツとレジデンツがぶつかったときに散った火花のような音楽だ、だろうか……。
その火花は、はるか宇宙彼方の銀河団のみてくれのようでもあるし、その火花は、よけるのに精いっぱいになってうっかりすると火傷だらけんなって(あちちちち!)絆創膏をぺたぺた貼らなくっちゃになるくらい注意を要するもの、だろうか。だろう。
ドンガラガッシャン、叩いてくはしから世界を更新してくようなドラムス(大げさな物言いだって……!? うん!)はときたまラッパも吹く。彼女は一部の好事家の話題をさらったKINKY PIGEONにいた(それに、わがスマーフ男組、それからSPACE MCEE'Zとのやつにもゲスト・アピアランスのクレジットがある)。
それから、キース・エマーソンの弾き古しのオンボロなオルガン(僕はね、ELPをちゃんと聴いたことないけれど!)を“鳴れ! 歌え! 叫べ!”とばかりに酷使してるかのような(火がでるようだ!)オルガニスト。大時代ロック的でもあり、しかし、それにもまして未来的でもあるキャラクターの均衡は得難いものだ。
さらには、ころげまわるピアニカ、唸る、リング・モジュレーターとおぼしき電子音、控えめにすぎるけれども(だから、礼節をわきまえたんだな!って思わせる)ダブの効果……ふたりでこさえた音楽としてはこれは、まったくもってカラフルだといってさしつかえない。
世界各国人を連呼した詞(!)を例にとれば、そこにはあけすけなユーモアもあるけれども、しかし、それは国際的で深刻なニュースを喚起するかもしんない(僕にはね!)。
とどのつまり、ただはしゃいでるようであっても、じつのところ、ふたりの音楽はどこまでも真摯で、シリアスだ。僕なんぞには、横っつらをひっぱたかれる思いがする。とにかく、このふたりの女子の奏でる火花=音符は、どこにだってみられるようなつまんないチリあくたではさらさらないし(人力ダブステップ? う……うん!)、その音楽は、聴き終えてから、たてつづけにまた聴きたくなる種類のものだ、請けあうよ。請けあうさ!
この、そっけない、しかし美しいパッケージングをなされたCDを聴いてみてほしい(ヴィデオ・クリップはね、なお素晴らしいぜ!)、彼女たちのタレントには瞠目させられるだろう、しかし、貴方がたが“なんなんだこれかっけー!”、呆れはててるあいだにもCONTAKEはあたらしい音符をせっせとかき集める。僕らがいくら色めきたったって、とうのふたりはどこ吹く風の素知らぬふりだ、「あらどうも、ごめんあそばせ!」。
(絶賛が過ぎるって!? そのとおりだ、でも、そうしたくなんだ、Peace Y'all!!!!!)

――スティーヴン・スキムミルク」



LABEL/PRESS: Mustache Union / JPN
CAT.NUMBER: MU-01
RELEASE YEAR:2012
CONDITION (DISC):NEW
CONDITION (COVER):NEW
IN STOCK: 江古田